★地磁気センターニュース No.41/1997年1月24日発行★ 1.新着地磁気データ 前回ニュース(1996年11月20日発行,No.40)以降入手、または、当センターで入力したデータの 内、主なものは以下のとおりです。(観測所名の省略記号等については、データカタログまたはデ ータベース'GEOMAG'をご参照ください。) Newly Arrived Data (1)Analogue Data Annual Reports and etc.: Niemegk(Sep, 1996), Finnish Obs.(HAN,NUR,OUJ,SOD; Oct-Dec,1996) Indian Obs.(ABG, ANN, HYB, KOD, SAB, TRD, UJJ, 1992) French Obs.(TAN, CLF, DRV, AMS, CZT, PAF, PPT, BNG, MBO, 1993) Kiruna(Jan-Jun, 1996), Fredericksburg(Oct-Dec, 1996) Teoloyucan(1967), Misallat(1994), Mizusawa,Esasi,Kanozan(1995) Tromso(1993), Dourbes(1995), Grocka(Yugoslavia,1967,1978-94) (2)Digital Data Geomagnetic Hourly Values: Lunping(1992;Dec,1996), Kakioka,Memambetsu,Kanoya(Nov-Dec,1996) Teoloyucan(1966-1990), Alibag(1992-1994) Geomagnetic 1 Minute Values: Kakioka,Memambetsu,Kanoya(Nov,Dec,1996), Lunping(Dec,1996) Hatizyo(Oct-Dec,1996), Kiruna(Sep,Oct,1996) Hermanus(Nov,Dec,1996), Valentia(May-Oct,1996) Geomagnetic 1 Second Values: Kakioka(Nov,Dec,1996) (3)Kp Index Kp-Index Table (Nov-Dec,1996) なおデータの注文等は、当センター宛、書面またはFAXにてお願いいたします。 2.一時間値Dst指数の算出と配布 1996年10月から11月までのDst指数(Provisional)を算出し、関係機関に配布しまし た。ご希望の方は、郵便またはファクシミリにて、京都大学理学部地磁気世界資料解析センターま でお申し込み下さい。 3.データカタログ No.24 の印刷と配布 当センターで収集・整理・サービスしております地磁気データのカタログNo.24を印刷し、 12月初めに関連機関に配布しました。新たにご希望の方は、郵便またはファクシミリにて京都大 学理学部地磁気世界資料解析センターまでお申し込み下さい。なお、データ収集状況は10月31 日現在で、京都大学大型計算機に構築して公開サービスしていますデータベースGEOMAGの地 磁気・観測データの収集状況を集めたSDTテーブルおよび観測所情報を収納したSTATテーブ ル、及び当センターミニコン上のデータベース”WDC−GEOMAG”の中身も同様に更新され ております。 4.地磁気センター活動報告(1996年1月ー12月) 1.データサービス (1)収集・発送(最近5年間) 1992 1993 1994 1995 1996 【収集】 マイクロフィルム 60本 50本 40本 40本 25本 マイクロフィシュ 400枚 350枚 420枚 160枚 130枚 データブック 50冊 50冊 60冊 60冊 80冊 データシート 600枚 700枚 800枚 700枚 650枚 磁気テープ 100本 231本 120本 48本 53本 フロッピーディスク 60枚 80枚 60枚 113枚 38枚 ネットワーク 200MB 150MB 320MB 900MB 1000MB 光ディスク 4枚 6枚 16枚 13枚 7枚 【発送】 マイクロフィルム 300本 180本 170本 140本 55本 マイクロフィシュ 950枚 350枚 80枚 220枚 0枚 データブック 660冊 1000冊 940冊 610冊 1031冊 データシート 3100枚 11000枚 750枚 1950枚 6549枚 ファックス 30枚 30枚 120枚 40枚 36枚 磁気デープ 27本 25本 20本 30本 1本 フロッピーディスク 29枚 61枚 70枚 210枚 128枚 ネットワーク 100MB 400MB 1180MB 1500MB 4200MB 光ディスク 1枚 1枚 3枚 16枚 13枚 WWWホームページ 48000requests (http://swdcdb.kugi.kyoto-u.ac.jp/) 計 400MB On line Plot 800件 (WDC-GEOMAG データベース) (2)印刷・出版 (ア)データブック Data Catalogue No.24 (November 1996) Prompt Report Provisional AE Index (January-December, 1993) (極地研究所との共同出版) Mid-latitude Geomagnetic Indices ASY and SYM (Provisional) No.6 (1995) Provisional Geomagnetic Data Plots No.13 (July -December, 1995) Provisional Geomagnetic Data Plots No.14 (January-June , 1996) (イ)データシート Provisional Dst Index (December, 1995 - November, 1996) (ウ)ニュース 地磁気世界資料解析センターニュース (No.35-No.40) (3)オンラインデータベース World Wide Web ホームページの追加と更新 1. 地磁気データ(1分値)のプロットとPSファイルサービス 2. 準リアルタイム地磁気データ表示 国外 10ヶ所 国内 3ヶ所 3. Quicklook Dst表示 4. リアルタイムPi2型脈動検出+データ表示(峰山、信楽) 5. 地磁気Kp指数サービス 6. オンラインデータカタログ 7. IGRF95モデル 8. IRI90電離層モデル 地磁気データベース‘GEOMAG’ データ更新・追加 太陽地球系物理学データベース‘STP’ データ更新・追加 WDC地磁気データベース’WDC−GEOMAG’の維持 信楽磁場観測データのオンラインマグネトグラムサービス インターマグネット(INTERMAGNET)磁場データのオンラインマグネトグラムサービス (4)人工衛星による磁場観測データの収集 IMP-8, GOES, ETS-VI 等 2.ICSU/WDC関連 (1)AARI(ペテルスブルグ),WDC-B(モスクワ)とマグネトグラムのDigitizationについて 協力 (2)WDC-C2 for Geomagnetism, Bombayと協力 (3)WDC-D for Geophysics (China)と協力 (Old Data Rescue Project) 3.STEP関連 (1)STEPネットワーク構築推進作業のまとめ (2)SRAMP(STEP Results, Analysis and Modeling Phase)活動の準備 4.その他のプロジェクト (1)AE指数、Dst指数、ASY指数の算出 (2)国際プロジェクトへの参加 INTERMAGNET AGONET (3)衛星磁場観測プロジェクトへの参加 GEOTAIL ETS-VI φRSTED(1997.8打ち上げ予定) PLANET-B (4)地磁気1時間値入力作業 (5)GOIN(NOAA,NASA,NASDA等主催による日米、地球物理情報ネットワーク会議)参加 6月に東京でのデモンストレーションに参加 5.来訪者 国外 計12名 (計7ヶ国) M.Menvielle(Univ.Paris Sud ISGI, France) G.Rangarajan(インド地磁気研究所) A.Egeland(Univ.Oslo, Norway), S.Malin(UK), B.P.Sign(I.I.G.,India), N.Balan(RASC) E.J.Joseph(India), B.M.Reddy(India) Y.Huigen(中国極地研究所), S.Shiskin(AARI, Rusia) D.Milling(Univ.of York, UK), Alejandro Roriguez(Cendet-SEP,Mexico) 国内 計 2名 (芳名録記帳者のみ) 田中 等 (建設省国土地理院 鹿野山測地観測所) 国谷 俊文( 〃 ) 6.研究・開発 (1)研究 内容: 家森 磁気圏電流およびMHD波動の研究 太陽風−磁気圏相互作用の研究 亀井 地磁気指数の研究 上部電離層磁場構造の研究 竹田 地磁気Sq場の研究 地球内部誘導電流の研究 (荒木) 磁気圏・電離層・地球系の非定常応答の研究 磁気圏・電離圏の電流構造の研究 論文発表数: 学術雑誌掲載 計8篇 口頭発表 計30篇 (2)磁場観測:(ア)信楽MUレーダー観測所内に設置した磁力計による観測の継続 (イ)防災研究所峰山観測室での磁場観測(フラックスゲート、プロ トン、誘導型)継続 (ウ)防災研究所山崎観測室での磁場テスト観測(フラックスゲート) (3)INTERMAGNETデータ取得に関する諸々の実験 荒木 徹 8月27日− 9月16日 ORSI General Assembly リール(仏) 1st Alfven Conference キルナ(スイス) 12月 8日−12月13日 GOIN JTWG Metting ワシントンDC(米) 家森俊彦 11月17日−11月24日 IAGA Special Symposium (ボンベイ)出席 Alibag観測所訪問 亀井豊永 1月18日− 1月21日 台湾ルンピン 3月10日− 3月25日 ロシア・Tixi観測所訪問、ストラスブールAMS打合わせ 4月11日− 4月27日 ロシア・Dixon観測所訪問 9月 4日− 9月19日 INTERMAGNET会議 ニーメック(独) 観測所打合わせ スウェーデン(SGU) デンマーク(DMI) SCOSTEP打合わせ ボルダー(米) 8.職員・併任教官・非常勤職員 E-mail TEL センター長(併任) 荒木 徹 araki@kugi.kyoto-u.ac.jp(075)753-3951 助教授 家森 俊彦 iyemori@kugi.kyoto-u.ac.jp -3949 助手 亀井 豊永 toyo@kugi.kyoto-u.ac.jp -3937 助手 竹田 雅彦 takeda@kugi.kyoto-u.ac.jp -3947 事務補佐員 近藤 典子 kondo@kugi.kyoto-u.ac.jp -3929 技術補佐員 山本 洋子 -3648 併任教官: 小山 勝二 大学院理学研究科 物理学第2教室 (075)753-3833 黒河 宏企 理学部 飛騨天文台 (0578) 6-2311 尾池 和夫 大学院理学研究科 地球物理学教室 (075)753-3946 荒木 徹 〃 〃 (075)753-3951 町田 忍 〃 〃 (075)753-3952 非常勤講師 佐納康治講師(朝日大学) 9.その他 3月10日より7月3日まで G.K.Rangarajan教授(インド地磁気研究所)が滞在研究(学術振興会) 10月3日より楊恵根博士(中国極地研究所)が1年間の予定で滞在研究(中国政府派遣) 12月1日より14日まで D.Milling博士(ヨーク大学)が滞在研究(国際学術)